オートレース選手の年収

お金

高収入なオートレース選手

オートレ―ス選手の年収は2019年では平均1,165万円となっている。
サラリーマンの平均年収が436万円なので約2.6倍の収入だ。
オートレ―ス選手はどのように収入を得ているのかというとレースでの賞金が主な収入源になる。
選手たちは半年ごとの成績で上位96名がS級、S級以外の上位224名がA級、それ以下がB級というランク付けがされている。
賞金の低いレースだと1着5万円、優勝すると約60万円になる。
「SGスーパースター王座決定戦」といった最高峰のレースになると1着3,000万円となり、年収が1億円を超えることも夢ではない。
獲得賞金のほかにハンデ手当なども支給されるが、わずかなもの。
そのため、選手はグレードの高いレースに出場、優勝を目指しているのだ。
また、レースの賞金以外にイベントやメディアに出演することで、出演料がもらえるのでさらなる収入が期待できる。

バイクの維持費はすべて自己負担

高収入なオートレース選手だが、出費も多い。選手が乗っているバイクは200万円以上で、自腹で購入しないといけない。
タイヤのような消耗品もすべて自己負担だ。
トップ選手になると500万円にもなるバイクを乗っていたりするので、高い賞金を獲得するにはバイクにもお金をかける必要がある。

選手寿命

オートレースは体力も必要だが、バイクのメンテナンスを含む整備技術の比重が大きいため、オートレース選手の選手寿命はかなり長い。
一般的に30~40年といわれており、現役で一番多い年代が40代となっている。
経験値や技術が蓄積されるため、40代の選手が活躍できるというわけだ。
70代でも現役の選手も存在し、鈴木章夫選手は75歳の現在でも現役で頑張っている。
一方、高速でサーキットを走る危険な競技であるので、死亡する選手や落車事故による後遺症で引退する選手も少なくない。
また、成績が下位の選手の登録を抹消して強制的に引退させる新陳代謝制度がある。