出走後の反則

出走後、以下の反則を行うと失格となる。
今回は出走後の反則について解説しよう。
内線・外線突破
コースのの内線・外線を踏み越えて、内部・外部回避帯を通過する行為のことで反則失格となる。
内線を突破することを近道ともいう。
反則妨害
競技中の妨害行為によって反則失格になることだ。
追い抜き、追い抜かれないために起こる反則で主な妨害行為として、
- かぶせる:外側から急激に他車の進路に入ること。
- 押圧(おうあつ):並走状態の一方が内(外)側によって相手競技車の進路を阻むこと。
- 衝突:他の選手の競争車または身体に衝突を与えること。
- 斜行:急に斜めに進路変更して、後ろの選手の進路を阻むこと。
がある。
追い抜きは原則として外側からとなっている。ただし、間隔が十分にあって、安全性が確保されている場合は内側からの追い抜きもOK。
競争戒告
軽微な妨害行為で、反則失格に該当しない場合は競争戒告となり、6回出場中、2回受けると罰則の対象になる。
タイムアップ
3着以内に入着した選手の反則。雨天など走路状況の変化や正当な理由がない場合、競技タイムが試走タイムよりよい場合、罰則の対象になる。
試走とは模擬走行のことで、選手紹介も兼ねて選手が登場し、最後の1周を全力で走行することが義務付けられている。
試走を見て車券購入者は投票の参考にするからだ。タイムアップは試走で全力を出さなかったものとして罰せられると覚えるといい。
そのタイムを計測し、100メートル当たりの平均タイムが試走タイムとして表示される。
試走戒告
タイムアップと同じく3着以内に入着した選手の反則だ。
走路状況や正当な理由なく、試走タイムが競争タイムと比較して0.02秒/100メートル以内だった場合に試走戒告が与えられる。
6回出場中、2回戒告を受けると罰則。
なお、試走中に内線突破や外線突破があった場合、何らかの事情で著しくタイムが悪い場合、審判の指示で再試走となる。
再試走で1回目のタイムより遅かった場合は失格となる。