スタート時の反則

スタート

オートレースでは、反則が起こることがある。
反則には大きく分けて2つあり、スタート時の反則、出走後の反則だ。
今回はスタート時の反則について解説しよう。
反則のルールを知っておくことで、よりレースが楽しめると思うのでぜひ覚えておこう。

フライング

発走合図が完了する前にスタートする行為を指す。
オートレースでは発走合図機という機械を使っているが、その表示が0になる前にスタートするとフライングになる。
オートレースのスタートラインには赤外線センサーが設置されており、細かくチェックされているので、フライングが見逃されることはまずない。
フライングが発生した場合は、赤ランプが点滅して観客に知らせるようになっている。
1回目のフライングは再スタートでやり直し。予選や準決勝でフライングしても着順は有効だが、優勝戦へ参加する資格は失う。
優勝戦でフライングした場合も着順は有効だが、別途ペナルティが課せられる。
同じ選手が2回フライングすると、その選手は出走停止となり、当該レース失格となる。

後方スタート・スタート戒告

補助ラインとはスタートライン手前に引いてあるラインのこと。
オートレースではスタート1秒前に補助ライン上にタイヤを設置していなければならない。
後方スタートとは補助ラインよりタイヤが下がっている状態で、発走合図完了前に動くことで、斡旋停止の罰則がある。
補助ラインより下がっている状態からスタートすると、スタートラインを切るときにその分助走が付くと判断されるからだ。
スタート戒告とは補助ラインよりタイヤが下がっている状態で、発走合図完了後に動くことで、9回出場2回受けると罰則対象になる。

出残り

発走合図が完了しても発走しない・発送直後に停止することをいう。罰則はなく再出走となる。
前方の選手が発走できないと後方の選手が避けきれず事故になる危険性がある。

レースではスタートが重要なので、できるだけ先行して主導権を握りたいものだ。
だから、スタート時の反則のペナルティは重いものになっている。