オートレースマシンのエンジンについて

エンジン

オートレースで使用されるバイクは、一般的なバイクと仕様が異なる。
そこで今回はオートレースで使用されるバイクのエンジンについて解説していこう。

バイクの排気量

オートレースで使用されるバイクの排気量は2種類ある。

  • AR600(600cc)
  • AR500(500cc)

600ccのAR600は2年目以降のオートレース選手全員が搭乗している。
AR500は養成所で教習を受けた新人選手が1年間使用するエンジンだ。
これらのエンジンはスズキ製となっており、英語で「Super Engine of Auto Race」と書き頭文字から「SEAR(セア)」と呼ばれている。
レース中は直線であれば最高150km/h、コーナリングは80~100km/h程度。
セアはエンジンブレーキが強力のため、スピードを出すには常にアクセルを開けておく必要があり、必要に応じてアクセルを戻しエンジンブレーキで速度を調整している。

セアの特徴

バイクは排気量が大きくなればその分振動も大きくなる。
しかし、セアは180度クランクを採用したことで、振動を軽減。さらに操縦性や耐久性、整備性も向上している。
排気量は600cc以下とそれほど大きくないが、コーナーでもアクセルを開けて回れるので、接近戦やスピードレースが多くみられるようになった。
エンジンの整備は選手自身が行うので、これもオートレースの見どころの一つといえるだろう。
なお、整備は不正改造を防止するために検査員同伴のもとでしか整備できないことになっている。

セアの価格

セアの価格は1台で約120万円。
エンジン1式がセットになった価格で、バラで購入しようとするとこれ以上の金額になるそうだ。
2年に1度、新人選手のレビューにあわせて販売され、大抵は0~1台だが、選手によっては2~3台購入するとのこと。
エンジンには当たり外れがあるため、複数台購入するのは保険もあるのだろう。
エンジン内の部品は、ロッカー内にある部品庫で購入できるので、不具合があると交換できる。