2020年に悲願の日本一となった森且行選手
森且行選手の経歴
森且行選手といえば、昔からのファンからすればSMAPのメンバーという印象が強いかもしれない。
トップアイドルだった彼が突如オートレーサーに転向するためにSMAPを脱退すると発表したときは、世間にも大きな衝撃が走ったものだ。
1997年にオートレーサーに転身したときには、かなりの話題になった。
しかしアイドル同様、オートレースの世界でも順調だったかというと、そうとも言えない。
まず選手養成所で練習しているときに事故に遭遇し重症を負って、同期生よりも数カ月遅れてデビューすることになった。
しかしデビュー戦には見事な勝利をおさめ、その実力を満天下に知らしめた。
彼のデビュー戦は話題になり、川口オートには約3万5,000人の観衆が集まったと言われている。
その後2年目に新人王に輝き、7年目にはG2、13年にG1の制覇を果たした。
この年、所属する川口オートでランキング1位に輝き、川口オートの主力選手にまで成長した。
2020年11月にはSG日本選手権というオートレース最高峰の戦いを制し、文字通り日本一に輝いた。
森且行選手のライディングスタイルの特徴とは?
森且行選手は、日本選手権といった国内トップクラスのレースで優勝した経験があることからもわかるように、非常に速いレーサーだ。
できるだけ無駄なことをせずにタイムをまとめるのに長けている選手と言えるだろう。
森且行選手のレースを見てみると、加速が非常に速いことがよくわかる。
コーナリングからストレートに入る際の加速の立ち上がりが早いので、トップスピードに入りやすい。
その結果、ロスタイムがあまりなくなって、良いタイムが出るわけだ。
森且行選手はどんな性格?
森且行選手は、オートレースにすべてを費やしているという感じではないようだ。
レースの時はもちろんレースに集中しているけれども、プライベートでは息抜きをすることもある。
彼は多趣味で、まず旅行が好きだと語っているし、パチンコ好きなことでも知られている。
彼自身も選手「過去に何度もパチンコやっているところをパパラッチに撮られた」と語っているほどだ。
オートレースの合間を縫って、パチンコ店でトークショーも行っている。
そんなギャンブル好きなところも、彼の特徴の一つといえる。
ただし1年に使う予算の上限を決めて、それにのっとって楽しんでいるようだ。
競馬の場合、「100倍以下の馬券は購入したい」と語る、いわゆる穴党であることも知られている。
また彼は、一度決めたことは簡単にはブレない意志の強さも見られる。
SMAPの番組で森の書いた手紙が読まれた際には「共演も近いか?」といわれたが、「オートレースで日本一になるまでは再会しない」と決めているので共演はないと語っていたほどだ。
SG優勝して以降はこの言葉通り、元メンバーとの共演も出てきている。